四社神社
 四社神社は,いざなぎのみこと・いざなみのみこと・いつくしまひめのみこと・たけいかずちのみことの4神をまつっています。四社神社の東側にある豊国神社の台石に「明和8年」と記録されていることから,それ以前に建てられたものと考えられています。
 四社神社には,絵馬が2面あります。1面は,難船(大吉丸)の絵馬で,暴風にあって運よく助かった人が奉納したものだと考えられています。これは,大阪の絵師が書いたもので,斜めに傾いた船に,大波が覆い被さるように描かれています。西回り航路で,北陸の城米を運んでいた大吉丸は,途中でしけに遭い,船は暴風雨にさらされました。乗っていた人々は,生きるか死ぬかという思いで必死になって祈りました。その思いが通じたのか,人々は無事帰ることができました。そこで,船の持ち主だった東倉本屋は,自分たちの祈りがかなえられたお礼に,そのときの様子を絵馬にして,明治16年に四社神社に奉納しました。
 もう1面は,立体的な造り出しの絵馬です。

(参考:「地域から学ぶ本島の歴史と文化」本島小学校昭和57年刊)