新造船

瀬戸内海は,潮の流れが速く,船を操縦する技術が難しいといわれています。
そんな中,塩飽本島の人々は,船を自在に操り,漁業で生活してきました。
そのため,船はなくてはならないものであり,とても大事にしてきました。

新しい船を造ったときには,家族だけでなく,近所の人と一緒にそれを祝いました。
新しい家を造ったとき(上棟式)に,家の上から餅やお菓子をみんなに配ったように,新造船ができたときには,船から餅やお菓子を配ったそうです。

新しい船を祝い,港を何周もまわってお披露目します
船には,大漁旗や幟をいくつも付けています
(昭和51年7月31日 大福丸 7.9トン 12.9m)

家族・親類が船に乗って,記念撮影
(昭和51年7月31日 大福丸)

船から,餅やお菓子を投げて,集まってくれた人に感謝します。
(海にたくさんのお餅などが浮かんでいます)
(昭和51年7月31日 大福丸)
写真協力:大石様

向こうに見える船は,丸亀~本島(小阪)の定期船「本島丸」です。
昭和41年~平成元年まで運行していました。

「獄門島」(石坂浩二・坂口良子)
「瀬戸内少年野球団」(郷ひろみ・夏目雅子)
「衝動殺人息子よ」(若山富三郎・田中健)
「二十四の瞳」(田中裕子・武田鉄矢)
などにも,出演しています。
今は,フェリーや旅客船が運航されています。

取材・写真協力:本島汽船